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介護の「いま」に、応えたい。

こんにちは! 株式会社Rehab for JAPAN 採用担当です!
今回は、第5回目となる「Rehab AWARD」にてVALUE賞を受賞した開発2部の松本さんにインタビューを行いました。

「Rehab AWARD」とは?
成果に加え、リハブのValueを体現したメンバーを讃える表彰制度です。 第5回目となる今回はMVP・VP・VALUE賞の計7名の方が表彰されました。

【Value賞】
成果に加えて、5Valueに即したスタンスで会社の模範として行動された方に贈られます。

■このたびは、VALUE賞の受賞おめでとうございます! まずは、率直な感想をお聞かせください

正直、まったく想定していなかったので、受賞について聞いたときは驚きましたが、社会人になってから表彰される事なんて滅多にないので、評価してもらえたことは素直に嬉しかったです。

■このたび開発したモーションAIの特長を改めて教えていただけますか?

ざっくり言うと、高齢者の動作をAIで解析するソフトウェアで、今までは片足を上げた姿勢での解析でしたが、今回リリースしたものは、立ち座りの動作からその人の足腰の強さ、動作の良し悪しなどを解析するものになっています。私は、その解析に関わるアルゴリズムの開発を担当しました。

■世界初のアルゴリズムを実現したことも評価ポイントのひとつですが、開発者としては、どのように受け止めていますか?

表彰のときも “おそらく世界初?” という言及をいただきましたが、それは特許出願の際の調査結果から来ているのかなと…。でもこの特許出願に関しては、素晴らしいプロダクトを考えてくれたPdMの功績だと思っています。私はPdMが考えてくれたプロダクトを実現するためのアルゴリズムを考えただけなので、自分の功績とは思っていないんです。

■前職からAIエンジニアをしている松本さんにとって、AIとはどんな存在ですか?

世の中を大きく変えることができる技術のひとつだと思う一方で、けして万能な技術ではないという認識も持っています。そういった意味では、使いどころが問われる分野の技術なんです。今回のモーションAIは、人間の目ではとらえ切れない動作の変化を可視化できるので、AIが得意とすることで介護現場を科学的にサポートできていればいいなと思っています。

■エンジニアとして心がけていることを教えてください

抽象的な言い方になりますが、ちょっとした違和感を大事にすることです。 “虫の知らせ”のようなものからバグが見つかることも経験上多いので、自分がふとしたときに「おや?」と思ったら、その根源を探るよう常に心がけています。

■開発を任されてからリリースするまで、どのような苦労や喜びがありましたか?

アルゴリズムを考える上で考慮しなければならないパターンが無数にあり、あちこちで細かな調整をしながら試行錯誤を重ねる必要があって、そこは苦労しました。
嬉しかったことは、リリース後のユーザー交流会に参加した際に、導入していただいている事業所が、同席している他の事業所にモーションAIをすすめている様子を垣間見たとき。実際に使っている人のポジティブな声を知ることは、すごく励みになるのでありがたかったです。

■松本さんは、もともとデイサービスの職員として介護現場を経験されていたかと思います。今回の開発では、そのときの経験は生かされたのでしょうか?

正直、今回は生かしきれていないと自分では思っています。今後の目標でもあるのですが、私の強みは、ITと介護の両方の経験があることだと思うので、ゆくゆくは、介護現場の経験を生かした開発にもチャレンジしていきたいです。

■今回の成果から得た気づきがあれば教えてください

事前調査がいかに大切かということです。というのも、開発着手前に事業所訪問をしたのですが、その際にPdMの坪井さんがお客様に「もし、立ち座りのモーションAIがあったらどうですか?」と聞いたところ、パッと明るい表情で「それいいですね!」と答えてくれたんです。まさに「いま」の介護現場のニーズを聞いたと感じました。
また、そのときのことはすごく鮮明に覚えていて、開発中にくじけそうになったときも、その人の顔が思い浮かんで私に力をくれました。「このサービスが世に出たら、きっとあの人が喜んでくれる」そんな気持ちで、踏ん張れたと思っています。

■最後に、改めて大切だと感じるリハブのバリューについて教えてください

“介護は「現場」という初心。”です。これは自分の介護経験を初心に置くという意味ではなく、リハブで開発の仕事をするからには、現状の現場で起こっている課題を見つめる必要があると思っているからです。過去の自分の経験だけで知ったかぶりにならないよう、現場の「いま」をしっかりインプットして、そこを起点に事業所や利用者さんに喜ばれる開発をしていきたいと思います。

インタビューを終えて
今回は日頃あまり言葉にしない内に秘めた思いを話していただきました。選んでくれたバリューも、その理由には納得しかありません。また、AIエンジニアでありながら、AI技術のことを過信していないスタンスも、信頼できるカッコよさを感じました。

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