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リハブが起点になれば、日本の介護は変われる。

こんにちは! 株式会社Rehab for JAPAN 採用担当です!
今回は、2022年4月に入社したHVC部の村田さんにインタビュー。村田さんは「パブリックアフェアーズ」という聞きなれない業務を担当しています。今回はパブリックアフェアーズという仕事や、リハブとの出会い、村田さんが感じるリハブの強みや可能性などを話してもらいました。

■まずは、リハブとの出会いについて教えてください。

前職で、パブリックアフェアーズ(以下PA)を軸とした企業コンサルを行っているマカイラ株式会社という会社で働いていたのですが、そのときのクライアントとしてリハブと出会いました。

■PAの仕事を簡単にご紹介してもらえますか?

パブリックアフェアーズ、わかりづらいですよね…(笑)。ざっくり言うと、企業やNPOが事業の目的を達成させるために、政治家への政策要望活動やPR・広報をぐいぐい進めることによって、より良い事業環境を築く活動を指します。リハブをはじめとする社会課題の解決を念頭に置いたビジネスの場合、自社の力だけでその実現は難しく、時に政府や世論の理解やサポートを得ながら事業を推進しなければならないこともしばしばあります。最近では、SDGsの流れもあり、社会課題の解決を強調するビジネスも増えつつありますし、PAという仕事も少しずつ認知度が高まったら良いな、と勝手に期待しています。

■クライアントとして対峙した、当時のリハブの印象を教えてください。

業界を問わず、少なくないスタートアップの方々とお会いしてきましたが、その中でもリハブは珍しい会社だと感じましたね。特に大久保さんが珍しい経営者だな、と。作業療法士としての経験があり現場の痛みを知っていて、ファイナンスもテクノロジーについてもロジカルに語ることができる。「介護×デジタル」の分野で、そんな経営者って、他にお会いしたことがない。率直に、大久保さんの話には感銘を受けました。

■リハブに入社を決めたきっかけや経緯を教えてください。

大久保さんから「PAの機能を社内に持ちたい」と言われたのがきっかけでした。インハウスのPAというのは、当然コンサルタントに比べればコミットの度合いが高くなるわけですが、リハブくらいの規模のスタートアップで、専任のPAを置くという採用はあまり聞いたことがありませんでした。大久保さんの覚悟や期待を感じたところもあります。
私自身、地方自治体で働いていたときに、母親が祖母の介護で疲弊している姿を間近で見ていた経験もあって、通所介護施設やケアマネの皆さんの仕事に対してありがたみを強く感じていたんです。自分がリハブに入社することで、現場の人たち、利用者やその家族の皆さんの役に立てるかもしれない。「エビデンスに基づく自立支援介護」が広まれば、母のように苦労する人を減らせるかもしれない。そんなふうに考えたことが入社を決めた要因の1つですね。

■現在の業務内容を教えてください。

HVC(Healthcare Value Creation)部という社内シンクタンクのような部署に所属して、PAの業務を担当しています。中央省庁や与党の動向を調べるほか、リハブと問題意識を共有できる民間団体とコミュニケーションを取りながら政策提言活動における連携の可能性を模索したり、HVCの同僚である上田さんと一緒に、介護リハビリ(個別機能訓練)の重要性を示す科学的エビデンスの創出に向けて、大学の研究所との調整を担当したりしています。また、行政の補助金、助成金の申請業務などもやります。セールスに直結する活動ではないのですが、今後、リハブが自立支援・重度化防止に関する国の政策づくりや大学の研究などに貢献することで、結果としてリハブへの社会的評価、社会的価値の向上に貢献することが求められる仕事です。

■村田さんが感じるリハブの強みや可能性を改めて教えてください。

介護って、国が制度をつくり、現場は民間が担う世界になっています。だから、介護を変えようと思ったら、民間側、ビジネスサイドでもイニシアチブを取る人が必要になります。大久保さんはそのキーパーソンの一人になれる人だと感じますし、ビジョンとテクノロジー、ビッグデータをあわせ持つリハブは、「エビデンスに基づく自立支援介護」を世の中に普及させる上で、大きな貢献のできる企業だと思います。
介護の中でも「自立支援・重度化防止」は、現状、国としても力を入れている課題の1つです。リハブは、その課題と真っすぐ向き合ってプロダクトを提供していますし、それらを通じて集積されている高齢者の身体機能の変化に関するデータは、世の中に大きな貢献をするための資産だと思っています。そう考えていくとリハブは、介護の未来を変えられる可能性のある数少ない企業の一つだと言えるのではないでしょうか。また、日本発の介護SaaSの輸出が本当に実現すれば、海外の介護に影響を与える可能性も十分にあり得ます。「介護」という社会課題に向き合いながら、会社の成長との両立を図ろうとするリハブは、いわゆる「社会的企業(ソーシャルエンタプライズ)」の1つだと私は捉えています。。

■今後のご自身の目標があれば教えてください。

リハブのPAが目指しているのは、介護保険の中で、自立支援・重度化防止の取り組みがもっと評価される環境をつくる、あるいは通所介護の頑張りと成果がインセンティブにしっかり反映される制度をつくることに、介護DXを担う企業の一つとして貢献をすることです。デイサービスの現場の頑張りを見える化することができるのが「リハプラン」なので、PAの取り組み通じて、結果的にはリハブの成長に貢献できる仕事ができればと願っています。

■入社して気づいたリハブの魅力があれば教えてください。

大前提として、人が優しいですよね。リハ職出身者が多いからか、事業内容に優しさが不可欠だからなのか、人事の段階でしっかりそこは意識されているのかと思うくらい、皆さん優しいです。あとはスタートアップの割りに、意外にもワークライフバランスに配慮された環境となっているのは意外でしたが、大きな魅力だと思います。特に子育てをしている人たちには柔軟に対応する風土があると思います。

■個人的な思いとして、どんな介護や老後が理想ですか?

介護を受けるにしても、なるべく自分の意思で日常生活を送ることが理想ですね。高齢者のアンケートを見ていて分かるな、と感じるたのは「家族に迷惑かけたくない」という言葉。私にも息子がいますので。以前、滞在していたシンガポールでは、外国人の家政婦さんたちが、家族介護の一翼を担っていました。言葉の問題もありますし、日本でそういった環境をつくるのは難しいですよね。だから、日本では利用者中心の目線でテクノロジーの活用を促すことが、より切実な課題なのだ思います。息子に迷惑をかけたくないので、リハブの仕事、頑張りたいですね。

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